2017年 01月 15日

M14

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昨年、年末に買ったM14です。
右にあるのが、M4A1MWS、M14は長いです。
弾速も速く、撃ってて気持ち良いです。
M14について。
スプリングフィールドM14は、アメリカのスプリングフィールド造兵廠が開発した自動小銃である。アメリカ軍での制式名は"United States Rifle, 7.62 mm, M14,"。

第二次世界大戦・朝鮮戦争で使われたM1ガーランドを発展させる形で開発され、ベトナム戦争時に投入されたものの、種々の理由(後述)により、M16に取って変わられた。しかし、有効射程が長く、長距離射撃に向くため、海兵隊や特殊部隊を中心に狙撃銃などとしてこれを使い続ける部隊もある。
開発経緯
第二次世界大戦末期、アメリカ軍において当時の主力歩兵銃M1ガーランドの改良計画が持ち上がった。1936年に採用されたM1ガーランドは依然として先進的な銃と見なされていたが、重量や弾倉容量、装填方式などに関する苦情も多く、決して完璧であるとは言い難かった。1944年、スプリングフィールド造兵廠は以下の要件を満たすM1ガーランドの改良設計を行うように命じた。
重量9ポンド
セレクティブファイア機能(フルオート、セミオートの切替機能)
20連発の着脱式弾倉
ライフルグレネードの発射機能
二脚取り付けの余地
M1ガーランドの設計者でもあるジョン・ガーランド技師はスプリンフィールド造兵廠にて改良を続け、T20として知られる設計を完成させた。T20は重量制限である9ポンドを超過していたものの、その他の要件は全て満たされていた。1945年には試験結果を受け改良を加えたT20E2が設計され、100,000丁の製造が決定したものの、間もなく終戦を迎えたため、実際の調達数は100丁程度に留まった。

スプリングフィールド造兵廠のアール・ハーヴェイ(Earle Harvey)は、新しい.30口径(7.62mm)軽量ライフル弾(T65)を使用する別の試作銃としてT25を設計した。T65弾は.30-06スプリングフィールド弾の全長を.30サヴェージ弾のサイズまで切りつめたものであるが、最新の球状火薬を使用することにより、少ない火薬量で.30-06弾と同様の弾道特性と威力を保持するものであった。1945年頃に考案されたT65弾はフランクフォード造兵廠(英語版)にて大幅な改良が続けられ、最終的にはT65E5弾(7.62x51mm)となる。T25は改良の末にT47となるが、後述のT44との比較において耐塵性能などが劣るとされ、1953年4月にプロジェクトが破棄された。

ロイド・コルベット(Lloyd Corbett)は、M1ガーランドをT65E5弾用にコンバージョンし、後にT20にも同様のコンバージョンを施した。こののちT20は、T37など一連の試作品を経て、ロングストローク・ガスピストンから直線形のショートストローク・ガスピストンへの変更、ターンロックボルトのフリクション低減などの改良を加えられ、T44にまで洗練された。

1947年、北大西洋条約機構(NATO)における小火器の標準化計画が持ち上がる。これは同盟国間での兵站を円滑化することが目的であった。多くの加盟国は必要性に同意していたものの、NATO標準とする装備の選定においては大きな意見の相違があった。イギリスなどは.280ブリティッシュ弾(英語版)(7mm NATO)を用いる小口径軽量小銃の採用を強く支持していたが、アメリカは少なくとも30口径を保つことが必要と主張し、また大口径小銃弾を用いる新型小銃であれば歩兵銃だけでなく短機関銃なども置換しうるとした。結局、議論は膠着状態に陥り、標準小銃の選定は行われないまま、各国が独自に新型小銃および小銃弾の開発を進めた。1950年、イギリスが.280口径のEM-2小銃を開発し、1951年にはこれを自国の標準小銃として採用した。アメリカでもベルギー製FN FALと共に性能試験が行われ、評価は共に良好だったものの、.280弾の威力不足を理由に採用は見送られた。

度重なる議論と試験の末、イギリスはEM-2の採用を撤回すると共にT65弾仕様のFN FALを改めて採用する旨を発表した。これによって標準弾薬に関する議論は終了し、T65弾は正式に7.62x51mm NATO弾と呼ばれることとなった。しかし、その後も標準小銃の選定は難航した。この時点で有力な候補は既にイギリスやカナダ、ベルギーが採用していたFN FAL、そしてアメリカが試験を行っていたT44であった。
アメリカはFN FALを調達してT48の名称を与え、1955年から1956年にかけてT44との徹底した比較試験を行った。1957年5月1日、T44が制式名称U.S. Rifle, 7.62 mm, M14として採用され、アメリカ軍の新たな主力小銃となった。T48と比較した場合、T44はわずかに軽量であり、また米国内の銃器メーカーでの製造が容易という点が評価された。また、現代稼働中のM1ガーランドの製造設備をそのまま転用することも可能と考えられていたという。M14はM1ガーランドだけではなく、アメリカ軍における標準的な歩兵用小火器、すなわちM1/M2カービン、M3/M3A1短機関銃、M1918自動銃の全てを更新する銃器とされていた。

M14の重量は8.33ポンド(銃本体のみ)で、9.5ポンドあったM1ガーランドよりも軽量だった。装填済みの20連発弾倉(1.07ポンド)を装着したとしても、8発を装填したMガーランドより軽量であった。銃身は22インチで、M1ガーランドより2インチ短かった。機関部は使用弾薬の違いから寸法の差異があったものの、基本的な設計は共通していた。また、M1ガーランドは専用の機関部ないし銃身に換装しなければスコープなどを取り付けることができなかったが、M14では機関部側面にネジ穴が設けられ、各種照準器の着脱が容易に行えるようになっていた。当初は木製ハンドガードを備えていたが、フルオート射撃時に焦げることが多かったため、1960年頃に溝付のグラスファイバー製に改められた。しかし、これも破損が相次ぎ、1962年以降は固形繊維ガラスのものに改められた。
運用
1958年3月26日、スプリンフィールド造兵廠と政府の間で最初の生産契約が結ばれ、7月には最初の50丁が引き渡された。その後、生産速度の向上と核戦争に備えた生産拠点の分散を兼ね、いくつかの民間メーカーによるM14の製造も始まった。製造を行ったメーカーの多くはかつてM1ガーランドの製造を担当していたが、この時になってT48と比較した時の利点の1つ、すなわちM1ガーランドの生産設備の転用が困難だと明らかになった。その他にも調達上の問題が重なり、調達および配備は大きく遅延した。1961年末、第101空挺師団などにおいて初めてM14の部隊配備が行われた。その後、東南アジア情勢の混乱を受けて歩兵装備更新の優先度が引き上げられた結果、M14の配備も推し進められ、1962年のキューバ危機の時点では陸軍および海兵隊のほとんどの部隊でM14が配備されていた。

1964年以降、アメリカによるベトナム戦争への本格的な介入が始まった。M14は銃身が長いため、ブラシによる掃除が大変であったが、7.62x51mm NATO弾の威力はそれを補ってあまりあるものがあり、敵兵に対して効果的なストッピングパワーを発揮した。武器としての信頼性は、悪条件下でも良好であった。

しかし、同時にいくつかの欠点が明確になった。国土の大半がジャングルのベトナムでは、M14の長銃身は取り回しが悪く、視界がさえぎられて長射程も意味をなさず、近接戦闘に非常に不向きであった。また、湿気の多いベトナムのジャングルでは従来と同じ手法で作られた木製銃床が悪影響を受け、ふくれたり、腐食したりする傾向があった(これを受けてファイバー製の銃床が製造されたが、前線に行き渡る前にM14自体の配備が中止された)。

さらに、7.62x51mm弾をフルオートで射撃した場合、一発一発の反動が強く、また、銃床(ストック)が伝統的なライフル銃に見られる曲銃床だったことから、リコイル(反動)のコントロールが非常に難しいという難点があった。

ベトナム戦争は従来の戦争に比べて交戦距離が短く、平均して10mから30m、最大でも第二次世界大戦や朝鮮戦争において最小範囲と考えられていた100mを超えることはなかった。そのため、機関銃や重火器を交えない小銃兵同士の銃撃戦が多発し、戦死者の70%以上は小銃によって殺害されたとも言われている。そうした環境では、M14が備える長射程での射撃精度や威力を十分活かすことができなかった。

これを受けたロバート・マクナマラ国防長官の政策変更により、高速小口径弾用の銃として開発中だったAR-15を「M16」として急きょ制式採用する事とし、急速にM14を置き換えていった。初期のM16には清掃をおこたると弾詰まりや動作不良を起こしやすいという、戦闘時にあっては大変深刻な問題点があり、また、5.56mm弾薬との組み合わせはストッピングパワーや貫通力の点で劣った。一方でM16がM14に勝っていたのは、銃口初速と(銃・弾丸ともに)軽量・コンパクトであり、フルオートにおける制御が容易という点で、これらはベトナムのジャングルにおける接近戦では非常に重要な利点でもあった。

1961年から1962年にかけて、サイゴンにて高等研究計画局(ARPA)によるAR-15と既存火器の性能比較試験が実施された。これによると、AR-15はM1ガーランドと同等の半自動射撃精度およびM1918自動銃と同等の全自動射撃精度を備えるとされた。以後はAR-15への支持が広がり、1964年初頭には最初の注文分約85,000丁を陸軍が受領した。当初は試験運用という位置づけで、空軍警備隊、グリンベレー、陸軍空挺部隊、海軍特殊部隊、軍事顧問団などに配備された。
1967年5月26日には制式採用に伴いXM16E1からM16A1に改称され、1967年末までにベトナムに展開する陸軍および海兵隊の主力歩兵銃となった。

交換されたM14の多くは解体の後に廃棄され、未使用のまま倉庫に残されていたものも1970年代までに大部分が処分された。一方、比較的少数ではあるものの、狙撃銃として改修されるなどして引き続き使用されたものもあった。
その後
M14は確かにベトナム戦争での主力火器としては適さなかったものの、M14はM21とともに、威力や精度を重視する用途において、いまだにアメリカ軍を始め、多くの国で使われ続けている。特に海兵隊では、狙撃銃やマークスマン・ライフル(Designated Marksman Rifle, DMR)として、アフガニスタンやイラクでの軍事行動で使われたことが知られている。狙撃用に改修されたM21は、アメリカ陸軍の制式狙撃銃として長らく使われている。陸軍儀仗隊や空軍儀仗隊でもM14ないしM21を儀典用、戦没者葬礼用の礼砲用銃として使っている。アメリカ海軍では、艦艇の洋上補給時のもやい銃として現在もM14が用いられている。

アメリカ軍においてM14が再び注目されるようになったのは、中近東方面での軍事活動の本格化を受けてであった。例えば、2001年以降のアフガニスタン戦争では平均交戦距離が500mほどまで伸び、M16採用当時に比べると5.56mm弾の威力不足はより深刻な問題と捉えられることとなった。こうして狙撃用スコープを取り付けたM14が5.56mm弾の4倍近いエネルギーを持つM118弾(狙撃用の7.62mm弾)と共にアフガニスタンの戦場へと送られ、陸軍や海兵隊の指定小銃手に配備されたが、しばらくすると調整可能な銃床やピカティニー・レールの追加といった近代化設計が求められるようになった。

これに先立つ2000年、M14の信頼性と7.62mm弾の殺傷力を高く評価していたSEALsはM14の近代化改修計画に着手し、M4カービンSOPMOD(英語版)モデルの開発に携わったデイヴィッド・アームストロング技師に設計を依頼した。試行錯誤の末、アームストロングは航空機用等級のアルミニウムを用いたボディ、短銃身、ピカティニーレール、伸縮式銃床などを備えるモデル、Mk.14 Mod 0(英語版)を開発していた。アフガニスタンに投入するM14の近代化設計を求めていた陸軍および海兵隊は、Mk.14 Mod 0に長銃身を取り付けて運用することを決定し、陸軍ではエンハンスド・バトルライフル(Enhanced Battle Rifle, EBR)、海兵隊ではM39エンハンスド・マークスマンライフル(M39 Enhanced Marksman’s Rifle, EMR)の名称で採用した。EBRおよびEMRは標準的なM14に比べて3ポンドほど重かったが、それでも陸軍および海兵隊が当時採用していた他の7.62mm狙撃銃よりは軽量だった。以後、陸軍、海兵隊、海軍はそれぞれ独自に近代化型M14(Mk.14、EBR、EMR)の調達を進めた。

ソマリアにおける国連PKO活動のうち、モガディシュの戦闘(1993年10月)は「ブラックホーク・ダウン」として映画化されたために有名になった。この際、デルタフォースのランディ・シュガート(英語版)一等軍曹が、彼の同僚の所有する最新の装備を差し置いてダットサイトを付けたM14を使用している。原作によれば、この作戦でのシュガートの選択は、他のデルタ隊員に、M14と重い7.62mm弾の組み合わせが、M16シリーズと軽量な5.56mm弾のそれよりも確実なストッピングパワーを持っていることを見せつけたという。
2000年以降、アフガニスタンやイラクなどの広大な戦場においては、アメリカ軍の使用するM16やM4では射程が短いことから、威力の高さも含めてM14の再評価が始まり、軍倉庫に死蔵されていたM14に全面的な改修を施した様々なモデルが実戦に多数投入されている。これは、アメリカ軍が幾つかのメーカーにM14の改修・近代化を依頼したもので、ナイツ(Knight's)社のRASや、セージ(Sage)社のEBR(Enhanced Battle Rifle)などのパーツを利用したものである。これらは、木製からFRPや軽合金製のフォアエンド・ストックへの変更、可変バットストック、ピカティニー・レールによるモジュラーシステムの採用など、かなり大規模な改修が施されている。元の原形はほとんどなくなってしまっているものの、中身はM14そのものである。

アメリカ軍では、射程や威力で5.56mm NATO弾より優れている7.62mm NATO弾を使用する火器を、一部継続使用することが決定している。具体的には、市街戦を含む通常の狙撃に関してはM24/M24A2からM110に変更(M110では対応できない長距離精密狙撃用にはM24E1 ESR(口径.300Win Mag)、M24A3やMSR(口径.338Lapua Mag)を使用)し、M14やM21はマークスマンライフル、またはアサルトライフルとマークスマンライフルの中間という位置付けで運用されるようだ。それに伴い「アメリカ軍」の「バトルライフル」であるM14に対応した、上述の様な近代化改修キットの需要は、今後更に増え続けていくものと思われる。

民間用には、連射ができない半自動タイプのものが、M1Aなど(後述)多数販売されている。しかし、厳密にはM14系を新規に製造しているのは世界広しといえどもスプリングフィールド・アーモリー社のみである。M4/M16系と同じく人気があるものの、それらとは違い、各社がこぞって製造しない、というのが最大の違いである。
派生型
上記のとおり、現在M14とそのバリエーションは、現在においても様々な戦場で使用されている。特に狙撃バージョンのM21など、米軍特殊部隊はもとより、狙撃兵などの特殊兵科、さらには各紛争地で活躍する民間軍事会社のオペレーターなど、プロ嗜好の強い銃であることでも有名である。現在は、民間のスプリングフィールド・アーモリー社(Springfield Armory)より、M14やM1A(M14のフルオート機能を排除した民生モデル)のカスタムモデルも多数制作され、バリエーションも極めて豊富になっている。

なお、特殊部隊やCIAなどの情報組織では民生型タイプを購入し、カスタマイズした上で使用することも多いため、ここで挙げる軍用派生型と民間派生型には、厳密な区別は無いことにも留意されたい。
軍用派生型
M14・M21には、スプリングフィールド造兵廠だけでなく、民間会社の方のスプリングフィールド・アーモリー社製の製品も存在することに留意されたい。
M15
M15は、ブローニングM1918自動小銃の代替を想定して設計された分隊支援火器モデルの1つである。重銃身および重銃床、ヒンジ付き台尻、二脚、フルオート射撃への切り替えレバーなどが追加されていた。また、負革はM1918自動小銃のものをそのまま使用した。しかし、試験の結果、ヒンジ付き台尻と二脚のみ追加したモデル(M14A1の前身)がM15とほぼ同様の性能を発揮したため、運用は短期間に留まった。
M14E1
M14E1は、折りたたみ銃床のテストバージョンで、空挺隊員や装甲車輌乗員のために開発された。制式化はされていない。
M14A1/M14E2
M14の木製銃床を直銃床・独立握把にして、折り畳み式の前方握把を追加し、フルオート射撃時の操作性と安定性を向上させようとした。主に分隊支援火器としてBARの代替を狙ったものであるが、BAR同様の欠点である予備の銃身との交換ができないことと、ベルト給弾方式ではないため連続持続射撃能力が欠如していることより、その存在価値を高くは評価されていない。加えて、全備重量がBARよりも軽量であるため、フルオート射撃時の操作安定性がBARよりも明らかに劣り、代替火器とはなり得なかった。付属品としてM2二脚架(バイポッド)がある。また、特徴的な銃床にもいくつかのバリエーションがあり、銃床内小物入れが無いものもあるので、清掃用具などを収納し別途携行するための専用アクセサリーポーチも存在する。1963年にM14E2として制式化され、1966年にM14A1として再制式化された。
M21
M14は、ベースとなったM1ガーランド同様に400-500m程度の中遠距離での命中精度が非常に良好な銃として知られているが、その特性を昇華した狙撃専門モデルがM21である。軍用M21の特徴としてはレザーウッドまたはレッドフィールド製3-9x ART(Automatic Ranging Telescope)スコープを装備、銃床と銃床内部の金具の加工をした上での機関部のベディング加工や、ガスブロックとフロントバンドの一体化加工により銃身を銃床からフリーフロート化するなど、各部パーツを狙撃に適した形状に加工・変更するなどの改良を施した。さらに、フロントサイトブレードを薄いものに交換し、リアピープサイトの穴径をより小さなものとし、かつ90度回転させることで微妙な修正ができるものとした上で、リアサイトの上下方向の1クリックを細かくし、リアサイトの移動量をより細かく修正できる精密照準装置などを付加し、待ち伏せ狙撃よりも、前線での野戦狙撃に適した物となっている。

米陸軍で使用されているM21と、民間会社であるスプリングフィールド・アーモリー社で現在生産・販売されているM21(民生型)は全く別物であることに注意すべきである。M21民生型は、アメリカの警察などでも運用され、広く活躍している。

民生型のM21は日本にも輸入され、その当時純然たる軍用M21と混同されて所持許可の判断に混乱が生じたこともあったが、その後、最終的に両者は正しく区別されて所持許可の交付も受けられたこともある。しかし、現在はたとえ営業戦略上の理由であってもTacticalとメーカーが謳ってしまっているため、その限りではない。
M25
M21からフロントサイトを廃し、独特のマズルブレーキを備えたモデル。ストックもマクミランM3Aストックに変更された。他のSpringfield製M1A派生モデルと同じく、M21とは大きな違いがあるわけではない。
M14 DMR
米海兵隊で採用されているモデル。マクミラン社製銃床・ハリス社製バイポッド・リューポルド社製スコープ(M1/M3系)・スコープマウント(ブルックフィールド社設計同等品)などの装備が写真でも確認されている。銃身は銃身基部からオペレーションロッドガイドまでが太い、いわゆるMidium Contour Barrelに交換されている。大量に保管されているM14の中から程度の良いものを抽出して、各部品を交換し組み上げられており、作業は全て海兵隊内の専門のデポで行われている。
M14 SMUD
"Stand-off MUnition Disruption"の略。爆発物処理隊員により、不発弾処理に使用される。M14ナショナル・マッチ・ライフルにスコープを取り付けて制式化したもの。
M14K
サンディエゴのLa France Specialities社により設計され、アリゾナのスミスエンタープライズ社で製造された。M60機関銃の部品を流用して、連射時の発射速度を可変としている。
M14SE クレイジーホース
アメリカ軍特殊部隊向けにM14を改良した銃。スミスエンタープライズにて製造されている。銃身はいわゆるMidium Contour Barrelの4条ライフリングのものに交換されている。メーカーでは各部品の通販も行っており、クレイジーホース専用パーツを民間向けにも販売している。2004年にSOCOMが正式採用した。

このメーカーは着眼点が良く製作精度も高く、以前より民間市場向けにM14/M1A系のマウントベース、部品・アクセサリー類を多く製作しており、その名称に反して、奇をてらった外観はいっさいなく、従来の外観を踏襲しており、ボルトストップの大型化やサプレッサー搭載時にもバックアップ用として使用できるフロントサイト、スコープやダットサイト使用時にも頬付けしやすいように可変式チークピースを装備するなど実用的で堅実にまとめ上げられている。
Mk14 EBR / M39 EMR / M14 EBR-RI
Mk14 EBR
米海軍Mk14 Enhanced Battle Rifle(EBR)は、7.62x51mm NATO弾を使用するマークスマンライフル。M14バトルライフルの派生型であり、元々はUS Navy SEALs、Delta ForceなどのUSSOCOM(米特殊作戦軍)向けに製作されたものである。それらのEBRは選抜マークスマン向け、近接戦闘向けに18インチ銃身を装備している(Mk14 Mod0、Mk14 Mod1)。

Mk14 EBRの試作は、よりコンパクトなM14バトルライフルの試作を求めたUS Navy SEALsの要求により、2000年に始まった。2001年にマイク・ロック・ライフル・バレルズ社は、米特殊作戦軍からの要請により、伸縮式銃床(ストック)、望遠照準用レール付きのアルミニウム製シャーシなどのSOPMOD(米特殊作戦軍のアクセサリー・キット)を使用したモデルの開発を開始した。マイク・ロックは、新ライフルを試作するに当り技術者ジム・リボーディーと協力した。テストの結果、彼らが試作したライフルは有効であるが、過度の騒音が問題として指摘された。

2003年にロン・スミスとスミス・エンタープライズ社は、M14 EBRの独自バージョン(Mk14 Mod0 type SEI)を試作した。ミディアム・ヘビー級の18.0インチ銃身を使用し、ロックとリボーディーにより試作されたライフルよりも広く好評を得た。結果として、スミス・エンタープライズ社製の試作品に基づき、スプリングフィールド・アーマリー社の協力を得てNSWC Crane部門によりMk14 Mod0が製造されることとなった。

US Navy SEALsが2004年に最初にEBRを配備した軍隊となり、その後米空軍、米沿岸警備隊(22インチ銃身)が後に続いた。

米海兵隊もEBRを検討したが、M14 DMRを更新し独自仕様のM39 EMR(Enhanced Marksman Rifle)(22インチ銃身)を開発することとした(2008年配備)。

米陸軍は、2008年にM14 EBR-RIライフルを配備。M14EBR-RIは、標準重量の22.0インチ銃身およびUSGI火炎制退器(共に元来のM14同様)を装備するなど、細部は米海軍のMk14 Mod0、Mk14 Mod1と異なる独自仕様である。2010年から銃身の異なる(銃身長は22インチのまま)モデルを追加し、アフガニスタンへ展開する歩兵小隊向けに2種類のM14 EBR-RIライフルを利用可能とした。

なお、米海軍は、2011年より22.0インチ・ヘビーバレル(銃身)を装備したMk14 Mod2を配備した(火炎制退器はMod0と同じSEI 2000V)。

Mk14 EBR / M39 EMR / M14 EBR-RIは、基本的には、セージ・インターナショナル社製の嵌め込み式シャーシ・ストック・システムへ、M14標準の機関部をネジ止め装着したもの。シャーシ・ストック・システムは、航空機用の軽量合金から構成され、可変バットストック(銃床)、ピストル形グリップ、二脚、銃身を囲む4本のピカティニー・レールなどを装備している。かなり大規模な改修が施され、元の原形はほとんど留めていないものの、中身はM14そのものである。
人間工学に基づき低反動でユーザー・フレンドリーな武器である、ユーザーの好みに応じ様々な光学オプションおよび付属品を残している、「全ての余剰なM14を現代的なバトル・ライフル」へ変更するために有効な低コストのプラットフォームである、などと賞賛されている。 M14に対する全ての不満点に相応の配慮がなされて設計されており、M14の性能と近代部品を統合した究極のバトルライフルの一つの具体例だという意見もある。同様のトレンドは現行型AR-10のSIR追加型、DSA/FALのSIR風改修型でも試行されており、相応の成果を得ている。

しかし、実戦投入の拡大につれ、過度の重量に対する苦情の声も挙がっている。

by setsuna-0520 | 2017-01-15 21:59


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